北インドのヨガの聖地・リシケシに滞在している。
リシケシは今年2回目で、2月には5日間のサウンドヒーリングのトレーニングを受けた。
私のいるタポバン地区はヨガのアシュラムが乱立しているが、特にエアリアルヨガとサウンドヒーリングが急上昇している印象。
街のあちこちにサウンドヒーリングのポスターが貼ってる。

いくつか連絡して値段を聞いたら、グループなのかマンツーなのかにもよるが、概ね1時間で800~1000ルピー(約1440~1800円)、最高で2500ルピー(4500円)。
以前、ダラムサラでドクターからヒーリングを受けた時は2500ルピーだった。
誰から受けるのかによって値段がかなり違うようだ。
私の調査でリシケシ最高額2500ルピーの人は、有名なプリースト(聖職者?)で宝石店を営みながら占いやヒーリングを行なっているお方。
今回私は、たまたま見つけたところでサウンドヒーリングを受けてみた。

この先生の本職はタブラ奏者で、演奏で日本を訪れたことがあるとのこと。
ミュージシャンによるヒーリングに興味があったのと、マンツーマンで1時間800ルピーと安かったので、ここに決めた。
建物の2階で風通しが良い部屋に、マットレスが2つ、その奥にはシンギングボウルやタブラなどが並んでいる。
この先生はここに1人で暮らしているそうだが、生活感を感じさせない超ミニマリスト。
家賃は日割りすると500ルピーだそうで、水道代無料、ガス無、かかるのは電気代と外食代(1日1食+お茶、たまに酒)。
衣類はいつもほぼ同じで、簡易的なトイレ兼バスルームで手洗いし、外の階段の手すりに干す。
1日1回の800ルピー(1440円)の施術で基本の生活が成り立つシステムで、「自由で最高さ」とのこと。
施術は上向きで寝た状態で、まずは頭部周りでティンシャを繊細に鳴らし始める。
脳と体との結びつきを考慮して、頭の中の動きを穏やかにするため、まずは頭から始めるのだそうだ。
その後は、シンギングボウルを身体の周りに並べて鳴らし、そして体に乗せて鳴らす(マニプラとアナハタだったはず)。
さすが音楽家、丁寧に繊細な音を奏でてリラックスへと導くことに重きを置いているご様子。
シンギングボウルはヒッティングのみで、ローテーションは音がお気に召さず使わないとのこと。
テクニックはとてもシンプルで、まるで彼の生き様のようだと思った。
適切な食事や運動についてアドバイスしてくれたが、それは一般的な内容であった。
私の感想としては、彼はヒーラーというよりミュージシャンで、シンプルで洗練された音に癒された。
私が知る限りリシケシ最安価格の800ルピーで上等なセッションを受けられるので、リラックスしたいならここはおすすめだ。
週に2日、ドネーション制のキルタンを行なっているので、こちらも行ってみた。
ボーカル兼ハルモニウムの人と一緒に先生はタブラを演奏し、結構盛り上がっていた。

ちなみに、先生はシンギングボウルの販売もしている。
7つのチャクラボウルのセットを2種類(総重量が違う)扱っていて、50000ルピー(約90000円)と58000ルピー(約104400円)、送料やマレットなどは含まず。

先生曰く「自分の本職はミュージシャン。生徒が欲しいというから販売しているだけ。気に入ったなら買うがいい。ちまたのやつとはチューニングが全然違う。業者に徹底してチューニングさせているのだ」と。
私は今回絶対にシンギングボウル7つセットを購入するのだと強く思っている。
先生には「他のお店のも試してから決めたい」と申し上げ、快く了承していただく。
セッションとキルタンの他にも、先生とはちょくちょく会って話す機会があった。
先生には「シンギングボウルは無理に買うものではない。出会ったら買えば良い。なぜそんなに慌てているのだ。ガンガーのほとりに座って落ち着いてこい」と言われた。
前回2月にリシケシに来た時も結局購入まで至らず、「今回こそは絶対に!」と私は強く意気込んでいるのだ。
先生の「落ち着け」という忠告はスルーして、私はこの後、リシケシ中のお店を片っ端から見て回った。