北インドのウッタラカシにあるシヴァナンダアシュラムにて、2週間のサダナインテンシブを受けた。
サダナインテンシブ中は原則的に塩・砂糖・辛いスパイスは摂取せず、ケチャリというお粥中心の食生活を目指す。
これは、ハタヨガの教本である「ハタヨーガ・プラディーピカー」に則って、スワミ・ヴィシュヌデヴァナンダ師が修行した方法。
「ハタヨーガ・プラディーピカー」の第1章59節に、ヨギが避けるべき食べ物について書かれている。
英語本なので、私が分かった限りでは「酸味、刺激が強いもの、辛味、薄い粥?、セサミまたはマスタードオイル、お酒、魚、ヤギのような動物の肉、ヨーグルト、バターミルク、オイルケーキ?、ガーリック」など。
さらに第2章60節には避けるべき食べ物として「温め直しのもの、とても乾いたもの、とても酸っぱいもの、消化しにくいもの、野菜多すぎのものなど」とある。
さらに「ハタヨーガ・プラディーピカー」第2章62節にはヨギが食して良いものとして、
「小麦、米、大麦、ミルク、ギー、シュガーキャンディー?、バター、蜂蜜、ドライジンジャー、きゅうり、コリアンダーを含む5つのハーブ、清潔な水」。
続いて「ハタヨーガ・プラディーピカー」第2章63節では「甘くしてミルクと混ぜた食べ物」をヨギにすすめている。
これはパイソンとかキールとか呼ばれる甘いミルク粥のことで、コース途中から登場する。
パイソンにはドライフルーツも入っていて、とっても美味しい!

実際にコース中の食事内容は、
7:30ティータイム:胡椒などスパイスの効いた甘いお茶(スパイスは摂取OKのもの、甘さはジャグリーという精製前のさとうきび砂糖、チャイNG)、5日目からアーモンドミルク登場!!
10:00以降ブランチ:各自練習が終わり次第食事する。メニューは、ケチャリ(お粥)、サブジ(野菜のカレー炒め)、ダール(豆のスープ)、生野菜、たまにフルーツ。

13:30ティータイム:朝と同じとてもスパイシーなお茶とフルーツ。9日目位からパイソン登場!!
18:00以降ディナー:各自練習が終わり次第食事する。メニューはブランチと同様。
この他、朝と夜のサットサンガの最後にいただくプラサードがたまにスイーツだったりする。
「お腹がすいた」とキッチンに訴えればフルーツをくれるし、友人は塩抜きのナッツを持っていて、少しもらった。

コース途中で「ポテトチップス!」と叫んでいた人もいたが、私はこのコースの食事が結構好き。
塩抜きと言いながら、ダールもサブジもうっすら塩味を感じるし、クミンなどスパイスが効いていて美味しい。
私の「うっすら感じる塩味」について先生に質問したら「塩は使ってないはず。豆類には塩っぽい味がするやつがあるから、それをうまく使ってるんじゃない」とのこと。
そして砂糖抜きといいつつ、ジャグリー(精製前のさとうきび砂糖)はOKだから、途中登場するアーモンドミルクとパイソンはかなり甘い。
バナナやグアバ、りんごなど何かしらのフルーツを毎日食べるので、十分満足だった。
私のマインドは「もっとガッツリしたものを食べたい!」というが、私の体はこの食事を喜んでいる。
甘々なパイソンやアーモンドミルクは体が熱くなって練習しにくくなるから、私は量を控えめにした。
本当は、サブジとか野菜類は少なくして、ケチャリメインにすべきとのこと。
どうしてもケチャリだけだと食感が乏しくて、野菜類を多めに食べてしまった。
決して完璧な食生活ではなかったが、それでも体の状態はどんどん改善していった。
心身の浄化を目指すこのコースの中で、「何をどのくらい食べるのか」がいかに心身に影響を与えるのかがめちゃくちゃわかった。
サダナインテンシブでは心身を通していろんなことを学べるからおもしろい。
さらに、誤った食事はプラーナ(エネルギー)が通るナーディを詰まらせるとのこと。
誤った食事とともにアドバンスプラーナヤーマを練習すると、詰まったナーディの中にプラーナを通そうとするので、プラーナの流れが乱れ、時に危険な状態に陥る。
だから「日常生活の中ではアドバンスプラーナヤーマを行うな」ということらしい。
日常でも週一で塩を抜いたり、お粥のみにする日を作ると良いと言われた。
普通の生活の中でも食べ物について気をつけ、食欲に振り回されずに平和な心身を保ちたいを思う。