ゴールは同じでも、そこへ向かう道はいろいろある。
一つの道にも分岐して新たな道があったりするが、どうか全ての道よ、ゴールに繋がれ!
「悟りを開く=真理を会得する」をゴールとし、ヨガにもいくつもの道がある。
シヴァナンダヨガの指導者養成講座(TTC)では「ヨガには主要な道が4つあり、どれか一つを選んで行えば良い(=4つ全てを行う必要はない)。または、多くの聖人のように、複数行うべき」と教える。
4つの道とは、カルマヨガ(無私の奉仕)・ニャーナヨガ(哲学)・バクティーヨガ(帰依)・ラージャヨガ(八支則)。
ちなみに、シヴァナンダヨガは古典的ハタヨガの流派の一つであり、「古典的ハタヨガはラージャヨガの準備段階であり、ラージャヨガの中に含まれる」と教える。
シヴァナンダヨガTTCを受けている時点で、私の立ち位置は既にラージャヨガ(>ハタヨガ)だったが、改めてTTC中に私はラージャヨガを選択。
ラージャヨガの根本経典は『ヨーガ・スートラ』であり、8つの段階(八支則)を進むやり方を説く。
8つの段階の前半は瞑想に向けての準備段階、後半は瞑想そしてゴールへ。
8つ目の「サマーディ」が目指すべきゴールであり、1つ目から進めばよいからとても分かりやすい!
私はこの明白な道を確実に歩むべく、①ヤマ(禁戒)と②ニヤマ(勧戒)を守りつつ、古典的ハタヨガの練習を通して③アーサナと④プラーナヤーマを実践。
そして、この道の途中で出会ったヴィパッサナー瞑想も加わり、⑤プラティヤハーラ(感覚の制御)も分かってきた。
イイ感じで、そろそろ後半の「瞑想を深めるエリア」へと進みたいのだが、ここにきて分岐点が!
ヴィパッサナー瞑想のコース参加条件として、古典的ハタヨガであるシヴァナンダヨガの指導者はNGに…
私の知る限り、この流れは国内のみであり、私はこの理由で2回ほどコース参加を却下された。
そのため、ここ数年間はヴィパッサナー瞑想に背を向けて遠ざかったり、ちょっと近くをウロウロしたりしていた。
それと同時に古典的ハタヨガに急接近し、八支則の③アーサナ④プラーナヤーマだけのお付き合いではなく、もう少し深く学んでみた。
その結果、分岐する道がさらに増えたような…
でもきっと、混乱しているのは私の頭の中だけで、道筋は至ってシンプルなはず。
ゆったりと分岐点を眺めながら、決断の時がやってくるのを待つ!