南インドのTiruvannamalaiに3年ぶりに来ている。
前回はのんびりと10日間滞在し、とても良かったので今回もやって来た。
こちらは聖人ラマナ・マハルシが過ごした場所として有名で、ラマナ・アシュラムには多くの人が訪れる。
アシュラムに滞在しなくても、私のように近くに宿泊して通うこともできる。
※アシュラムに入れるのは5:00-21:00だが、11:00-14:00は閉まっている!
私にとってティルヴァンナーマライは、落ち着いて瞑想を行える最高の場所。
ラマナ・アシュラム内では、ホールやお庭や瞑想室など至る所で静かに瞑想に集中できる。
そして、私の一番お気に入りの場所は、2つのCave(洞窟)!
アシュラムの裏から丘を20分位上ったところにSkandasramam、そこから10分位下ったところにVirupaksha caveという2つのCaveがある。
これらのCaveはラマナ師が実際に滞在した場所で、現在もアシュラム管理のもと、8:30-16:30まで開いている。
ラマナアシュラムは土足厳禁で、アシュラムの入口で靴を脱ぐため、裏手から丘に登る時も裸足の人が非常に多い。
私も前回一度試したが、足裏中心に体全体へのダメージが凄かったため、それ以降は靴を履いている。
ちなみに「靴をカバンの中に入れてアシュラムの建物の中に入ることも厳禁」と注意書きがある。
おそらく私のように靴をもってアシュラム内の通路を通過するのも本当はいけないのだろう。
そして、アシュラム内は写真やビデオ撮影も厳禁!
アシュラム入り口で靴を脱いで手で持ち、そのまま直進して瞑想室に向かって歩くと、瞑想室のドアの後方に外への扉がある。
そこから外に出て、庭を歩くと、Caveへの道に続く扉がある。
その辺りで靴を履き、ひたすら標識にしたがって歩くのだ。
途中でめちゃくちゃ見晴らしの良いView Pointがあり、街一帯を見下ろすことができる。
注意すべきは猿たちで、彼らは食べ物はもちろん、ペットボトルの水も狙っている。
丁寧にバッグのファスナーを開けてまでとろうとする。
猿は本当に賢くて、シヴァナンダのアシュラムでは水道の蛇口を開けて水を飲んでいたのを目撃した。
ただし、蛇口を閉めることはしないので、私はいつもチェックして、蛇口を閉めるように心がけていた。
猿たちはもはやCaveの中にも堂々と入ってくる。
Caveで瞑想中、だれかが私の肩掛けバッグをかすかに引っ張ると思って目を開けたら、猿だった。
ラマナ師は動物も人間と平等に扱ったとのことだが、私はどうしても向かってくる猿に対して反射的に威嚇してしまう。
本来は水も食べ物も生き物みんなでシェアすべきなのだろう。
Skandasramamの後は下りのみで、Virupaksha caveがあり、その後は折り返してアシュラムに戻る人が多い。
または、そのまま石に書かれた矢印に従って下っていくと、アラルミグ・アルナチャルズウォーアー寺院の前の通りに出る。
喧騒の中、その通りを右折して15分位のんびり歩けば、ラマナ・アシュラムの正門前に戻れる。
2つのCaveではゆっくりと瞑想できる。
小さなCaveの中には数名しか入れないが、その外にも空間があって、そこなら他の人を気にせず集中できる。
私は特にSkandasramamの小さなCaveの外の空間(室内)がお気に入りで、そこで2時間位瞑想している。
私は、Caveの外の空間でもかなり強いエネルギーを感じるのだ。
とにかくTiruvannamalaiに行ったら、この2つのCaveは絶対に行く価値がある。
瞑想に興味がなくても、ハイキングがてら観光として静かに訪れると良いと思う。