北インドのダラムサラに20日間滞在しているが、本日が滞在の最終日。
朝9時からのドロップイン瞑想クラスを受けるため、ツシタ瞑想センターに行った。
毎回瞑想上級者の誘導によって行われるが、今日の誘導者は今までの僧ではなく、普通に洋服を着ている方だった。
いつも同様に1時間の中の前半は、瞑想の説明と呼吸に意識を向ける誘導がある。
その後に必要に応じて休憩し、後半は毎回異なる誘導が始まる。
快晴の本日は、「Mind like the sky」というのを行った。
呼吸に意識を向けて心を落ち着かせつつ、自分の心は空だとイメージする。
空(心)には雲(思考)があちこちに生まれるが、空は雲の影響を受けない。
太陽があっても、雨でも、曇りでも、空はそのことに影響を受けない。
空は果てしなく広がって、あらゆる人も物も優しく大きく包み込むが、それらに影響を受けることはない。
これらのことを理解しながら、自分の心とは空なのだとイメージし続けるのだ。
多くの瞑想では、心の動きを抑えて「本来の自分とは不変なるものである」と悟ろうとする。
今日の「Mind like the sky」は、「心とは不変なるものである」という方法で、自己を悟ろうとする。
「本来の自分」も今日の「心」も、不変なるアートマンまたはプルシャであるわけだ。
瞑想の最終ゴールは同じだが、アプローチを変えて行うのが新鮮で面白かった。
心地よく瞑想を終えた後、瞑想センターの隣のカフェでパンを買い、ぼーっとしにTibetan Flags Templeに行った。
以前はダル・レイク方面から犬に怯えながら通っていたが、ツシタ瞑想センターからの安全なルートがあったのだ!
瞑想センターの正門から出て、まあまあフラットな道を25分位歩く、とても快適なルート。
壮大で素晴らしいエネルギーに包まれながら、青空の下で白湯とともにチョコクロワッサンを食べ、大満足。
その後、一旦ツシタ瞑想センター方面に戻り、そこから徒歩10分位のJoy Foodというレストランへ。
Joy Foodはヴェジタリアンとヴィーガン専門店で、とても清潔で接客も穏やかで、かなり気に入っている。
8時から朝食など軽食メニューが始まり、12時からカレーなどの食事メニューが加わる。
ここは北だが、南インドの朝食で大好きなウプマやポハがあって嬉しかった!
あと、私はチャパティーよりお米が好きなので、清潔なこちらではカレーとともにお米を頼んだ。
私の統計では、インドでお米を頼むと、60%以上の確立でかすかに嫌な匂いがする、またはやや傷んでいる。
多少変な匂いがしたとて、私の場合は大丈夫なので食べてしまうのだが。
Joy Foodの料理は全て完璧で心底安心して食事ができた!
食欲につき動かされているのが気になるが、ダラムサラ最後の午前中を最高に有意義に過ごせて、大満足!