2023 幸せなアシュラム生活

マドライにあるシヴァナンダヨガのアシュラムにて、2週間のサダナインテンシブのコースを終えた。

コース後は、できれば数日間アシュラムで過ごすことが推奨されている。

その理由は、感覚も精神も多少なりとも研ぎ澄まされた状態で急に日常に戻ると、心身のバランスが乱れるから。

今回マドラスのアシュラムでは、サダナインテンシブ(SI)修了後、すぐに上級指導者養成講座(ATTC)が始まった。

それまでのドミトリーはほぼSI参加者のみだったが、終了間際からATTC参加者が増えていった。

SIの私たちには、そんなドミトリー内の変化がきつく感じられた。

例えば、話し声がうるさいとか、ATTC生徒のエネルギーが強くて少し荒々しく感じられ、心が乱れた。

マドライのアシュラム

しかし本来、彼らは何も悪くなく、ATTCのコース開始に向け、期待と不安で心が踊るのは当たり前。

問題なのは、私たちがいちいち自分勝手に反応してしまうこと。

アシュラム内でもこんな感じなので、街中はもっとすごいことになると思った。

先生が「呼吸法にバンダを入れて練習するのは、このコース中のみにすべき。それ以外の時は、たとえアシュラム滞在中であったとしても避けるべき。バンダによって浄化がさらに進むことで、他者との間に軋轢が生じ、その結果、人間関係が崩れて自分が不幸になるから」と仰っていたのが理解できた。

私はSI修了後、10日ほどヨガバケーションとしてアシュラムに残り、さらに先生にお願いしてATTCの授業にも参加させてもらった。

サウナあとのビールが格別に美味しいように、SI後のヨガバケは最高だ。

SIの食事制限修了後、通常のアシュラムの食事に戻り、1日2回あるティータイムも復活。

自由時間には読書したり、みんなでスナック食べながらおしゃべりしたりしつつ、ATTCにも参加の幸福な日々。

sivananda madurai ashram

午前中は、朝5時からのプラーナヤーマの練習、サットサンガ、お茶してから、ヨガバケのヨガクラス、ブランチ。

午後は、ATTCに混じって12時からのラージャヨガの講義、14時30分からのヴェーダーンタの講義、さらに16時からのアサナクラス、それからディナー、サットサンガ。

私は2018年にネイヤーダムでATTCを受けたが、とにかく時間に追われ、宿題やテストの勉強で忙しかった。

今は偽ATTC生徒として、テストも何も気にせず、自由に講義やクラスに参加でき、好きなことを学ぶ楽しさを満喫できた。

スワミ・シヴァナンダ

シヴァナンダヨガがヨガの大切な5つのポイントとしているのが、

適切な運動、適切な呼吸、適切なリラクゼーション、適切な食事、ポジティブな思考と瞑想。

カリキュラムにそってアシュラムの生活を送れば、これらがたやすく実践できる。

日常生活で乱れがちな心身を整えるため、年に一度はアシュラム滞在をしたいと思う。

投稿者: Amrita

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