インドのオーロヴィルに5泊している。
ここ、エコヴィレッジのオーロヴィルでは、
様々なワークショップが行われている。
音楽のワークショップもいくつかあって、
気になった2つのWS「Sound Bath」に参加してみた。
最初に行ったのは、ロシアンシンギングベル。
毎週月曜の3時に行われていて、350ルピー。
”on time”と書かれていたのに、
遅刻してしまったが、でも入れた。
楽器を囲んで円状にみんな横になってリラックス。
大きな金属のベルの振動が心地よく体に響き、
とても気持ちが良かった。
次に行ったSound Bathは、
毎週水曜5:30からで400ルピー。
今回はちゃんと5分以上前に行ったのに、
楽器近くのフロアはすでに一杯。
小上がりの2階席になってしまった。
横になるようにゴザと枕用クッションが置いてある。
こんな時、多くの人が座ったであろうクッションに、
私は己の頭をどうしても委ねることができない。
ちょっとカビ臭いし。
こんな時、私はいつも思う。
牛の糞がぼてっとそこら中にある土の上を、
インド好き西洋人たちは裸足で駆け回る。
足裏でインドの大地のエネルギーを感じるかのように。
それ、私にはきっと一生できない。
インドにて変わらぬ自分の性格にため息をつきつつ、
ゴザにそのまま仰向けになった。
このサウンド・バスでは、
シタールとかゴングとか見たことがある楽器の他、
よくわからない木製・金属製の音がする物とかいっぱい使う。
なんとなく曲になっていて、
全体の構成がきちんとしてある。
そして、毎回演者が動き回って、
みんなの耳の近くで音を鳴らしてくれる。
目を閉じていると、
不思議と体が浮かび上がるようだ。
圧倒された1時間ちょっとだった。
みんなでハミングするところがあって、
私の体も一つの楽器になった。
2つのワークショップとも楽器の音が体に響き、
なんだか凄かった。
音楽って楽しいって改めて思った。